探偵事務所と興信所って違うものなの?

2019/11/08 探偵を探偵する
街角猫

現在、浮気調査や行方不明者の捜索などを依頼しようと、ネットで検索すると殆んど探偵のホームページが出てきますが、中には興信所という業種が探偵と同じ業務内容で運営されているサイトが見つかることがあります。

 

大まかなイメージとしては浮気調査は「探偵」

結婚調査などは「興信所」などと想像されると思いますが、

 

現在、どちらもほぼ同じなのです。

 

 

この二つの業種が何故あったのかは戦前の歴史にさかのぼります。

 

 

 

●昔は違っていた!探偵と興信所の違い

 

 

  歴史 調査の定義 主な調査項目
探偵 1889年から 調査員は密かに個人の調査を行う 浮気調査・行方調査
興信所 1892年から 調査員は身分を明かして、法人や個人の信用調査を行う 法人企業調査・結婚調査

 

 

そもそも世界的な探偵の歴史を遡ってみると、最初に今のような探偵と言う仕事が始まるようになったのは19世紀後半だそうです。

 

 

1889年にイギリスで現在のような探偵が誕生し、その後アメリカでも探偵が活躍するようになり、日本で一番古い探偵事務所も明治時代に存在したと言われています。

 

 

日本で最初の興信所は1892年に外山脩造によって設立された商業興信所ですが、その前年にも新聞に探偵業を思わせる広告を出していたと伝えられています。

 

上記の表のように、以前は探偵と興信所の調査方法や調査する項目は違っていましたが、年月が経つにつれて、探偵と興信所は同じ調査を行うようになっていきました。

 

現在では殆んど「興信所」を名乗る会社は無くなりましたが、昔からのイメージとして「結婚調査は興信所」と思っている方もまだおられますので、その方へ向けて興信所と名乗る場合もあります。

 

探偵

◆2007年に大きな転機

 

 

現在では、探偵事務所も興信所も、同じ「探偵業法」という法律のもと管理されています。

 

 

探偵業法は、誰でも名乗れば探偵や興信所を経営できたため、調査業者と依頼者の間でトラブルが増加したことを背景に、平成19年(2007年)6月に施行されました。

 

これ以降、探偵業を始めるには届出が必要になりました。

 

この法律では、探偵と興信所に一般人以上の権限を認めるような記載は一切ありません。

 

探偵業法の上では、探偵事務所も興信所も一切の区別をされていないため、両者ともに法律上は一般の方と同じ条件で調査を行っていることになります。

 

そしてこの探偵業法では、探偵・興信所・調査業をすべて探偵業として定義されました。

 

探偵業法のみに限らず、個人情報保護法など、法律が整ってくるとともに、調査が許されなくなったものはいくつもあります。

 

 

差別につながる身分調査携帯電話番号からの個人情報調査などは最たるものです。

 

調査方法の違いが殆んど無くなり、探偵事務所と興信所の違いはより縮まっていったのかもしれません。