離婚届を勝手に届出される前に‼しておくべき対策を解説

2020/02/01 離婚相談
離婚届

 

◎離婚届を勝手に偽造したらどんな罪になるの?

 

 

 

夫や妻、それ以外の人物が役所に提出する目的で勝手に離婚届に署名押印すると

有印私文書偽造罪が成立します。(書いた時点で罪になる)

 

 

 

そしてこれを実際に提出すると偽造私文書行使罪が成立します。

 

 

 

さらに提出によって戸籍に離婚の事実が記載されますので、

公正証書原本不実記載罪も成立します。

 

 

 

これらの行為は決して軽い犯罪ではなく、懲役を科される可能性もあります。

 

 

 

足枷

 

 

◎実際に起きた離婚届偽造事件

 

 

 

2019年1月24日に報じられた以下の記事をご覧ください

 

 

三重県警伊賀署は24日、夫に無断で離婚届を出したとして、同県名張市平尾、無職●●容疑者(55)を有印私文書偽造・同行使、電磁的公正証書原本不実記録・同供用の疑いで逮捕したと発表した。

 

●●容疑者は「離婚届を提出したのは私ですが、偽造はしていません」と容疑を否認しているという。

 

伊賀署によると、●●容疑者は離婚届に夫(46)を装って署名、押印し、2016年6月9日、伊賀市役所に提出した疑い。


当時は別居状態だったという。


市役所は窓口への届け出が2人そろってでなかった場合、もう一方に通知を出しており、この通知で夫が離婚届提出に気づいたという。

 

その後民事訴訟で離婚の無効が確定したが、夫が処罰を求めて告発していた。

 

 

 

 

妻が夫に無断で離婚届出を偽造(※妻は偽造容疑を否認していますが)した容疑で逮捕されたという事件ですが、このケースで最も恐ろしいのは

 

 

その後民事訴訟で離婚の無効が確定した

 

 

という箇所になります。

 

 


偽造であろうとも、一旦受理された離婚届により離婚は成立してしまうのです。

 

 

 

役所

 

◆勝手に離婚届を出されない為にすべきこととは

 

 

 

民事訴訟で離婚の無効が認められたとありますが、そこに至るまでは

「離婚の無効を求める裁判」が不可欠であり、相当の時間や費用が必要となります。

 

 

その結果として、結局妻の願いが叶ってしまったのです。

 

 

 

それを100%防ぐには

離婚届の不受理届出

を提出する方法しかありません。

 

 

 

最寄りの役場に出向き、備付の不受理申請書の項目に「離婚届」を選択し、署名押印して提出するだけです。

 

これだけで、後から勝手に離婚届を提出されたとしても、受理されることを防ぐことが出来ます。

 

 

浮気や不倫、その他性格の不一致など、離婚原因は様々あるとおもいますが、

 

もし夫や妻と不仲になり、現在別居中や家庭内別居中などといった状況で、配偶者が勝手に離婚届を出してしまう可能性が1%でもある場合は、迷わずに今すぐ離婚届の不受理申出をしておいて下さい。

 

 

 

不受理届出を一度すれば、取り下げるまで有効です。

 

 

 

その意味では一度出してしまえば安心です。

 

 

 

ただ、注意すべきは、届出をした人自身が忘れていて、いざ話し合いの結果離婚することになったとしても、不受理届はまだ生きていますので、当然離婚届は受理されません。

 

 

 

その場合、取り下げないまま離婚届を提出しようとしても、離婚届が受理されるまで時間がかかってしまうので、不受理申し出をしたことを忘れないようにしなければなりません。