妻の浮気が原因なのに父親(夫)が親権を取れない⁈

2019/10/10 離婚相談
猫の離別

父親(夫)のあなたが、浮気をした妻と離婚することになった場合、

お子さんの親権は妻には絶対渡したくないと皆さん思われると思います。

 

 

誰だかわからない男性と妻が、お子さんと自分勝手に家族のような付き合いをされると思うと、絶対に許せません。

 


しかし、お子さんの親権を取るのに苦労している男性(父親)が非常に多いのが現状です。

 

 

何故こんな理不尽が許されているのか?

 

 

その原因を解説します。

 

 

子供

◆親権者を決定する基準

 


子供の年齢による国の親権者決定基準

 


【0歳〜10歳】

乳幼児期には、母親の世話や愛情が必要とされ、母親が親権者となる場合が多い。

 

【10歳〜15歳】

母親が親権者になる場合が多いが、子供の肉体的・精神的な発育状況により子供の意思を尊重して決定することもある。

 

【15歳以上】

子どもが自分で判断できるので、子供の意見を完全に重視して決定するべき。

 

【20歳以上】

20歳を過ぎれば、当然親権者の指定の必要はありません。

 

 

●子供の現状を尊重し、特別の事情がない限り、実際に子供を監護教育している親を優先的に親権者とするケースが多いです。

 

●乳幼児の場合には、特別の事情がない限り、母親が優先的に親権者になるケースが多いです。

 

●子供がある程度の年齢に達していた場合には、その子供の意思が尊重されます。

 

●不貞行為などの有責配偶者だからといって親権者になれないわけではありません。

 

●経済力については、養育費を支払うことによって解決できますので、必ずしも重要な要素にはなりません。


 

妻の浮気が原因で離婚することになったのに、どうして子どもと離れなければいけないのでしょうか?

 

それは、現状の司法制度において離婚と親権問題とは全く別という考え方だからです。

 

 

大観音

◆母親が親権を獲得できないのはどのような場合か

 

●暴力的である

 

母が暴力的、すなわちDVであればお子さんに悪影響を及ぼすおそれが非常に高いです。

 

DVは生活環境の悪化だけでなく、お子さんの心を不安定にさせたり、お子さんの心身の成長をおびやかし、健やかな成長が期待できないからです。

 

さらに最悪の場合、警察沙汰になりお子さんの不幸に繋がります。

 

妻の暴力(DV)が原因で別れるのであれば、裁判官としてもその点を考慮しますから、母側に親権を取りにくくなります。

 


●お子さんを放り出して浮気・不倫をしている

 

 

妻が浮気や不貞行為をして、夫ではない別の男性の家やアパートなどに入り浸っている状況であれば、お子さんに接する時間が少なくなるので母親側に適性がないと判断されます。

 


●子どもと離れて別居している

 

離婚を決める前に夫と妻が別居するケースもよくあります。 

 

この際に、妻が子どもを連れていかずに単独で別居していると、お子さんの世話をしなかった(育児放棄)と判断して母親に親権を設定しない傾向にあります。

 

裁判所は世話をしていた側に親権を優先させたいと考えますし、妻が一人で出ていった事実があれば裁判所は「なにかあるとお子さんを放り出すのでは?」と考えます。

 

このような母親に親権をつけると子どもの成長に悪いと判断されることがあるので、父親側に親権を設定しようとするケースもあります。

 

 

親子

◆父親が親権を取れる条件

 

それは父親のもとで長期間の養育実績(監護実績)がある。という事です。

 

親権者を決定する基準のひとつとして、長期間の養育実績(監護実績)があります。


これは、お子さんが生まれてから、父と母、どちらが長くお子さんと一緒に過ごしたかという期間です。

 

少なくとも半年以上はこの期間がないと親権を取るのは難しいみたいです。

 


父親の方が子供と接する時間が長ければ父親が親権者になれる可能性がありますが、主夫ではない限り、これを出来る父親はほぼいません。

 

 

ですので最も現実的な方法はお子さんを実家で育てる。

 

というのが一番現実的な親権を取る条件になると思います。

 

 

親権とは、

「お子さんの成長にとって、どちらの親元で暮らすのがより良いのか」

という観点で考えられるため、父親にしろ母親にしろ、大前提は養育環境が整っていることなのです。

 

 

その上で、父親のもとで長期間の養育実績(監護実績)があれば、父親に親権が認められる可能性があります。

 


また、母親が虐待・育児放棄をしていたなど、お子さんを育てるうえで問題がある場合も、父親に親権が認められる可能性があるといえるでしょう。

 

 

現状の司法では父親が不利ですが決してあきらめてはいけません。

 

お子さんの、そしてあなた自身の未来のために。